『不思議な中国クオリティ』
中国発祥のキャラクター商品は、日本の模倣から中国のオリジナルまでアングラなものからメジャーなものまで実に様々存在しますが、これがよくよく見ると面白いものが多く、色々と考えさせられます。友人の中国土産にパンダをモチーフにしたキャラクター商品である小さな人形とお菓子を頂きましたが、人形の方はボタンを押すと何と「I LOVE YOU」と言葉を発するのです。そこは中国語の方がいいのではないかと大笑いしましたが、案外他人事ではないかと思います。日本のキャラクター商品でも英語を喋る人形が少なくありません。その国のお土産にその国らしさを期待して買ってがっかりすることは自分達の国でも起こっていることなのです。こんな風に余所の国の人にもがっかりされたり、笑われたりしているのかと思うと、馬鹿にできたものではありません。
お菓子の方はチョコレートで箱にはパンダが描かれ、中の個別包装にもパンダが描かれているのですが、その2種類のパンダの印象が随分違っていて驚きました。外側にはかなり憎たらしい表情のパンダが描かれているのですが、内側は日本で売っていてもおかしくない程に可愛らしく描かれたパンダでギャップがかなり激しくなっています。売ることを考えれば、せめて内側と外側を入れ換えればよいのにと思いましたが、この不安定なクオリティが逆に面白く感じられました。
日本のキャラクターの模倣品も幾つか見せてもらいましたが、色や各パーツがちょっと違うだけで元のキャラクターよりかなり印象が変わります。一気にチープに感じたり、こちらの方がカッコいいと思ったりそのキャラクターの新たな魅力や欠点が発見できます。無断で行われる模倣は勿論許されるものではありませんが、そんなものから学べることも少なくないと思いました。